さいごのことば
一番最初にその従兄弟と会った記憶は、6歳の時。彼は7歳だった。
父の仕事の関係で海外に行く私たち家族を見送りに来てくれた。
次に会ったのは、11歳。彼は12歳だった。
日本に一時帰国したOrangeたちが訪ねて行ったが、お家はお留守。
帰ろうとしたところ、ひとり留守番をしていた彼が出てきてくれた。
前年に彼は父親を亡くし、母親は働きに出ていて、彼は鍵っ子になっていたのだ。
そして、一番最後に会ったのは、彼の母親の葬儀。
「(両親を見送り)もう、僕が喪主になることは、ないな。」
そう云った彼の言葉が印象的だった。
そんな彼との再会は、なんと彼自身の葬儀でした。
残業中に具合が悪くなり、ソファで横になっていたら、そのまま息をひきとっていたそうです。
妹想いのやさしい従兄弟は、自分の病状をあまり妹に心配させまいと教えてなかったようです。残された妹は、まさか…としか言葉がでませんでした。
夜、親からOrangeに連絡があり、彼が亡くなったとのことを知りました。もともと持病をかかえてたけど、こんなに急に…。
人生、何があるかわかりませんね。 悔いのないようにしなければ。
また、自分にとっても、また、人にとっても、幸せってなんだろう、って考えました。
従兄弟にとっては、若すぎる死でしたが、口数が少なく、物静かな彼は、どう考えていたのか、何を思っていたのか、意外にまわりは分かってあげてなかったのかも、と、いろいろと反省することも。
人生、後悔はするなよ!
口数の少ない彼が、身をもって最後に教えてくれたと思いました。
| 固定リンク


コメント
物静かな従兄弟、早い時期にご両親を見送り、その後色々と自分の中で思うことが多くあったことと思います。早世、残念です。
投稿: カチナール | 2011/08/28 23:05
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなり、すみません。
先日、ようやく彼の四十九日の法要を済ませたところです。彼の妹は、まだ実感が湧かないと云っていました。彼女の「一人ぼっちになってしまった」という言葉が印象に残ります。私達にできることは、できるだけのことを彼女にしてあげたいと思います。そして、彼女には、前向きに彼女の人生を歩んで行ってもらいたいと思っています。
投稿: Orange | 2011/09/20 10:58