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2011/02/24

さよならのとき

君のちいさなその命は、私にとっては、大きな存在だったよ。

うちに来てから14年。犬にしては、寿命なんだと思うけど。

本当に子犬のころは、やんちゃで、手が付けられない奴と思っていたら、ふとそばに寄って来て、「なでて~」と体をもたせかける。甘え上手な末っ子だよ。

自分が人間と思っているのか、こらっ、と怒ると、不満そうに口答えする。もちろん、日本語はしゃべれないから、うぉうぉうぉお~ん、ってしゃべってるみたいに。なに反抗してるのさ、と笑ってしまったな。

スペシャルな散歩な時は、お供に母親と私を連れて、満足そうに、時々後ろを振り返る。途中の公園でお水を飲んでリフレッシュ。もっと連れて行ってあげたかったな。

近頃は、いろいろと忙しすぎて、あまりかまってあげてなかったことが悔やまれる。

世話をしている母親にしても、私にしても、ゆっくりと犬に向き合う時間をとっていなかった。

寂しかったのか、ストレスがあったのか、舐めすぎた前足の甲の毛が禿げ、肉が赤く怪我をした状態だった。すぐに舐めてしまうので、かさぶたになる間もなく、治りが遅くて心配していた。

甘えからか、近頃、庭に出しても、開けてくれ、と戸をたたき、玄関口まで入ってくることが多かった。ひとりになりたくなかったんだね。家族のそばにいたかったんだね。

先週の日曜日に、Orangeは最後の散歩に付き合ったよ。

いつもなら、「散歩」といえば、よろこんで準備するのに、まるくなって寝転んだ体を起こすのも大儀そう。よっこらしょ、と立ち上がったものの、よろよろとした足取りは、階段を下りれず、正面玄関ではなく、段差の少ない別の入り口から外に出た。

そのやせた背中をみていたら、泣けてしまった。

ほんの近くをぐるりとして帰ってきたが、とても疲れたのか、その後深い眠りについた。

ああ、もうこれが、Orangeとの最後の散歩になるのかもしれないな、と思った。

母親から今日、昼間に電話をうけ、とうとう彼が逝ってしまったことを知る。あと、もうちょっと、週末、Orangeが帰るまで待っててほしかったよ。

でも、今までありがとう。君の存在は、我が家にとっては、欠かせないものであり、大きな癒しでもあったよ。

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コメント

犬も、ネコも、ことりも、長くそばにいてくれると家族ですね。思い出を一緒に紡ぎ育ててくれたいい家族です。逝ってしまった悲しさが良く分ります。良い時間を一杯、共に過ごせたことはワンちゃん、家族、Orengeさんの宝物、一生消えない幸せだと思います。

投稿: | 2011/03/31 19:03

コメントありがとうございます!lovely
時間と共に、少しずつ、庭から彼の匂いが消えて行きます。それでも、彼がいつもいた場所に、つい視線が行ってしまいます。
まだ彼のご飯とお水のお皿を片付けられないです。もう少し、彼の存在を我が家に残してやりたいのです。

投稿: Orange | 2011/03/31 23:31

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