見知らぬおばあさんから
ある公衆トイレで手を洗っていると、後ろから来たおばあさんから、デパートの包装紙で手作りした封筒を差し出された。
「あの、よかったら読んでくれない?」
「はい???」
ちょっとお話を聞いてみると、少し呆けておられるのか、脳のトレーニングに、と新聞を読んでいて、その中で若い人に向けて、ちょっといいことが書いてあったから、
「若い人に読んでほしくて」
と言われた。
あ、私のこと? 若い人、って?
と思ったら、受け取ってしまった。
ある公衆トイレで手を洗っていると、後ろから来たおばあさんから、デパートの包装紙で手作りした封筒を差し出された。
「あの、よかったら読んでくれない?」
「はい???」
ちょっとお話を聞いてみると、少し呆けておられるのか、脳のトレーニングに、と新聞を読んでいて、その中で若い人に向けて、ちょっといいことが書いてあったから、
「若い人に読んでほしくて」
と言われた。
あ、私のこと? 若い人、って?
と思ったら、受け取ってしまった。
7年前に一人暮らしを始めた頃は、何にもなくてガランとした部屋に一人。
寂しかった。
少しづつ、モノが増え、自分で時間を満喫する方法を考え、生活に充実感を感じるような日々へと変わって行った。
そんな日々ともまた別れを告げ、次の空間、次の生活を向かえるべく、準備しているOrange。
年明けから大分ご無沙汰してしまっています。
目の回るような動きに、ただただ、目が回っていました。
たったひと月半で自分の運命が変わるとは、思いもしなかったもので…。
こんな経験、ありますか?
11月に入って、またOrangeとトモちゃんの定例会を持ち、お食事会を慣行したのですが、2件目の席についたところで、トモちゃんが口を開いた。
「オランジェちゃんには言っておこうと思って」
なになに~?
トモちゃんとOrangeの住んでいるところからの中間地点である神戸の駅で待ち合わせる。 とにかく、お盆を過ぎてもまだまだ残暑厳しい時だった。
神戸の洋館のようなおしゃれなレストランで昼食をとってからは、あとはなんと体力勝負になろうとは、思いもしなかった。
体力勝負。
そう。 神戸の北野の異人館を巡り、急なおらんだ坂を登り、山手の狭い道をヒールで移動することになろうとは…。
考えが甘かった。
Orangeの友達トモちゃんと先日会った。
トモちゃんとは、同い年でとても気が合う。
彼女は遠方に住んでいるのでなかなか会えないが、数ヶ月おきに定期的に会って情報交換(というか、ただおしゃべり)をしたり、食事をしたりする仲。
彼女はとても美人さんで、頭の回転が速くて、なかなかかわいいところもあって…。でも、ちょっぴり変わってるところもある。
未だに時々私の名前を間違える(ま、いいけど)。「ねぇ、ねぇ、オランジェちゃーん。」いや、オレンジなんだけど。
そんな彼女からパワースポットに行ってみたい、という提案が出された。
パワースポット?
それで、ダンスの発表会の練習の合間を縫って、8月の末の暑い日に彼女とパワースポット巡りをすることになったのだ。
ご無沙汰してしまっております。Orangeのダンスの発表会が差し迫ってきており、ダンス優先な日々を送っております。
ただ今、色んなものがお預けになってしまってまして、時間があれば、あれもこれもやりたいことがあるのですが、体はひとつ…。
ところで、ダンスは体を使ってするのですが、私たちの手は、色んなものを作り出すことができますね。
例えば、お料理をしたり、ピアノを弾いたり、絵を描いたり…。それらは、色んな「形」となって残されるものがあります。
あなたの手はなにを作り出すことができますか?
また、それは、あなたしかできないものですか?
これも週末にひとりで観た映画です。こちらは、イタリアのヴェローナが舞台です。
「ロミオとジュリエット」のモデルとなったジュリエットの生家には、毎日たくさんの観光客が訪れますが、また、女性達の恋の悩みのお手紙が、その家の石の生垣に挟まれて届く。そんな「ジュリエット・レター」に返事を出す「ジュリエットの秘書」という人たちがいることを、ご存知でしたか?彼女たちはボランティアとして手紙の返事を書いているのですが、それは途絶えることなく、ずっと昔からされていることだそうです。
発見されずに眠っていた50年前のジュリエットレターに、アメリカのニューヨークから観光に来ていた記者志望のソフィが、秘書たちのお手伝いをして返事を書いたところから、お話は展開してゆきます。
イタリアシリーズで、続けます。最近、仕事帰りにひとりで見た映画です。
大人のラブストーリーという感じでしょうか。
著書の講演のためトスカーナの街アレッツォを訪れたイギリス人の作家ジェームズを、彼の講演を聞きにきていたファンの女性が美しいルチニャーノの街へ誘う。
どちらも一度は結婚したものの、今は一人。
女性の方は、ギャラリーのオーナーで、フランスから息子と移住してきたが、だんだんとその息子との付き合い方が難しくなってきて、心が穏やかに満たされることがなかった。
男性の方も、長年の一人の生活に慣れ親しみ、それを寂しいと思うこともなかった。
そんな二人が入ったカフェの女主人に「夫婦」と勘違いされ、それをきっかけに、15年連れ添った夫婦を一日演じることで、二人の関係は始る。
ここしばらく続いている「再会」シリーズですが、もうしばらく、このテーマで。
こうして再会した友人達の共通点は、分かりましたか?
不思議なことに、maruruさんとJ、ふたりともイタリア人の旦那さんと結婚し、イタリアに移住したことなんです!
もちろん、日本人・アメリカ人の彼女たち、普段の生活では、イタリアとは接点はなかったはず。
アメリカ留学中、Orangeは寮生活をしていました。
寮といっても、キャンパスに近い普通の一軒家で、ひとつのベッドルームをルームメイトのJと一緒に使わせてもらっていました。
ルームメイトのJは、学年でも成績優秀で、おまけに美人さん。性格も明るくて、まるで姉妹のように過ごした1年間でした。
しばらくお留守にしてしまいました。
その間、いろいろ忙しくしておりまして…、気持ちが地上12cm浮き足立ってたところから、がーん、と崖下に落下したり。なかなか自分が定まらず、振り回されて、落ち着かなかったり。
とにかく、今は、Slow down。
自分は自分、と気を取り直しているところです。
そうそう、こうしている中、とても懐かしい人々との再会がありました。
先日は、病院に行くため、午後から早退するつもりだったが、結局仕事の都合で、また職場に戻ってくることになり、中抜けすることに。
あわただしいとにらみ、朝食の時に、今日のお弁当にするつもりのおかずを食べ、
「よし、これで昼食は抜きだ!」と思っていたのに、思わぬ展開になった。
職場の近くに新しいカフェができた。
上司が、「一度行ってみたかったんや。一緒にどうや?おごるで。」
断れないでしょう。
一番最初にその従兄弟と会った記憶は、6歳の時。彼は7歳だった。
父の仕事の関係で海外に行く私たち家族を見送りに来てくれた。
次に会ったのは、11歳。彼は12歳だった。
日本に一時帰国したOrangeたちが訪ねて行ったが、お家はお留守。
帰ろうとしたところ、ひとり留守番をしていた彼が出てきてくれた。
前年に彼は父親を亡くし、母親は働きに出ていて、彼は鍵っ子になっていたのだ。
そして、一番最後に会ったのは、彼の母親の葬儀。
「(両親を見送り)もう、僕が喪主になることは、ないな。」
そう云った彼の言葉が印象的だった。
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